こんにちは。はだし夫婦です♪
今回のエピソードはYouTuber時代の話にはなりますが、これから何か挑戦をしたいと思っている全ての人に当てはまる話です。
あまりにもリアルな挫折体験なので、あまり進んで表にはだしたくなかったです。(笑)
でも、誰かのきっかけになると思うので、書きますね。
会社を辞めた夫婦がYouTubeを始めたけど、失敗だらけだった
夫婦で会社を辞めてオーストラリアへ行った私たちは、オーストラリアワーホリに特化したYouTubeチャンネルを運営していました。
しかし、YouTubeのチャンネル登録者数は4,000人でピタッと伸びが止まりました。
オーストラリアのワーホリビザは年間の発行数が10,000人程度。つまり、ジャンル的な登録者数の天井に到達してしまったんです。
そこで、私たちは、「オーストラリア一周を新規コンテンツにしてチャンネルを爆発させるぞ!」と考えました。
満を辞して、オーストラリア一周を始めてみたものの、結果は散々。
毎回あげる動画の再生数はチャンネル登録者数にもみたない1,000〜2,000回再生ほど。なんならワーホリジャンルの時よりも平均の再生数は落ちていきました。
「ただでさえお金もない中での旅なのに…」
オーストラリア一周の旅の原資はファームジョブ(ブルーベリー収穫)で稼いだ貯金のみ。
YouTubeの収入をあてにしていたわけではないけれども、みるみるうちに貯金残高が減っていくストレスはとてもきつかったです。
車が壊れるトラブルなども重なり、お金がなくなるわ、再生数は伸びないわで最悪の状態でした。
しかもですよ。
オーストラリアの内陸部って、日本じゃ考えられないくらい過酷なエリアなんです。
日中の気温が40度を超えるのは当たり前で、300km先にしか人工物が無いような世界を20万キロ走行した1998年式の車で爆走するわけです。
2週間前に高速道路でいきなりエンストするようなボロい車(オートマなのに!w)だったので、ただ生きることだけでも神経を張り巡らさなきゃいけませんでした。
お金がなかったので、ホテルになんて宿泊することはできず、毎日テント生活です。
300km車を走らせて、テントを立てて寝る。朝起きたら、テントを片付けてまた300km…を繰り返す合間に、YouTubeの動画撮影と編集をしていました。
ランチが生のニンジンだったという話はこの時の実話ですね。(笑)
ある日、テントの中で思いました。
「やばい、このままじゃ日本に帰れない…」
お金も体力も気力もぶっちゃけ限界にきていました。
「やっぱり自分たちには無理だったんだ。」と何度も何度も思いました。
皮肉なことに、テントの外は、これまでの人生で見たことのないような満天の星空。
めったに雨が降らない砂漠地域で、街の明かりもないのでそりゃあきれいですよね。人生で一番きれいな星空だけど、一番見上げるのが辛かった星空でもあります。
「ウルル(エアーズロック)がある内陸部を抜けたら、もう諦めよう。」
「最後に思い出だけでもできたのでよかった。」
そんなことを思いながら、オーストラリア内陸部を抜けました。到着したのはアデレードというオーストラリア南部の街。
この街で運命を変える大イベントがありました。
YouTubeの挫折から立ち直った運命のきっかけ
私たちはオフ会が大好きなので私たちのYouTubeチャンネルの視聴者さんに声をかけて、オーストラリア一周をしながら各地を回っていました。
ゴールドコースト、ブリスベンやケアンズなどでは、開催する度に30名近くの参加者さんが集まってくれました。
しかし、アデレードでのオフ会は参加希望がたったの3人。
アデレードは決して小さな街ではないです。少なくとも10名〜15名くらいはきてくれるんじゃないかと思っていましたが、まさかの3人。
オーストラリア一周の動画が面白くないから、ファンの人が離れてしまったのかもしれないとひどく落ちこみました。
もうやめてくれよって感じですが、さらに追い討ちをかけられます。(笑)
なんとオフ会の開催当日に、3名中2名がドタキャン。
つまり、「いちろー・ありさ・視聴者さん」の3人で飲むことになりました。
参加者より主催者の方が多いオフ会なんて存在するのでしょうか?
もはやただの飲み会です。(笑)
今思えばすごく申し訳ないのですが、心の底で「こっちがドタキャンしたいくらいだよ」と思ってしまいました。
ただでさえ内陸部で限界に近かったのに、最後の最後でこの仕打ちはあまりにもキツかったので、全てを投げ出したくなりました。
もちろん最低な考えなことはわかっています。
でも、本気で投げ出すことを考えるくらいしんどかったんです。
「つらいけど、せっかく私たちのために時間を空けてくれた人だから、オフ会やろう。」と、二人で待ち合わせに向かいました。
結論、たった1人のオフ会参加者Sさんとの出会いが私たちの最大の支えになりました。
Sさんの言葉の一つ一つが私たちに突き刺さりました。
「ずっと二人のYouTubeを見ていたから海外に来ることができた。」
「2人がYouTubeを始めていなかったら今の自分はいない。」
「俺以外にも2人のYouTubeを見て、人生を変える決断をした人は大勢いると思う。」
本気で伝えてくれた熱い言葉と、奢ってもらったビールの味は今でも覚えています。
この瞬間、今まで自分たちが悩んでいたことが吹き飛びました。
「こんなにも誰かの人生に影響を与えることができていたのか」
「カメラの向こうには、私たちを必要としてくれる人たちがいたのか」
誰か一人の心の奥底までにコンテンツを届けるのが本当の発信なんだと教えてくれました。
極限まで追い込まれて、全てをあきらめかけていた私たちの心にもう一度火がつきました。
「あと少しだけでいいから頑張ってみよう。」そう、決意しました。
Sさんの期待に答えるためにも、画面の向こう側にいるであろうSさんと同じような気持ちで応援してくれる視聴者さんのためにも。
そしてなにより、本気で人生を変えると決断をした自分たちに嘘をつかないためにも。
もう一度本気で、YouTubeと向き合いました。
やったことはひたすら分析です。
他チャンネルの動画をどれだけ見たかわかりません。
サムネイルとタイトルの文字を全てノートに書き出しました。
動画構成の秒数をメモしました。
コメント欄も全てチェックしました。
1日5時間以上は、競合のチャンネルを分析したと思います。
ジャンルを変えたり、編集スタイルを変えたり、TikTokを活用したり、ありとあらゆる手を尽くしました。
その結果、Sさんとのオフ会からわずか2ヶ月でチャンネル登録は1万人を達成。
運命を変えたアデレードオフ会は2019年の10月で、1万人達成は2019年の12月です。
今までの伸び率からするとありえないスピードですね。(笑)
会社を辞めた挫折から学んだこと
本当に必要だったのは、あと少しの継続でした。
もし、オーストラリアの内陸部で早々に全てを諦めていたら…
もし、アデレードのオフ会をドタキャンしていたら…
もし、Sさんに励ましの言葉をもらえなかったら…
確実に今の私たちはありません。
フリーランスとしての成功も、夫婦での会社経営も全ての始まりはYouTubeからだったので。
ぜひ、これを読んでいるみなさんにもお伝えしたいです。
あと一歩を続けてみてほしい。
いつ成功できるかなんてわかりません。保証なんてどこにもありません。
でも、確実なことがあります。
- あきらめたら絶対に成功できないこと
- あなたを応援してくれている人は必ずどこかにいること
ぜひ、心に留めておいてください。
これから新たに挑戦をする方にとって、私たちの最も辛かった話が参考になれば幸いです。
コメント
コメント一覧 (1件)
はじめまして。ザキミヤこと宮崎と申します。何気に動画を検索していると面白い動画に辿り着きました。「好きな人と生きていく」これに惹かれてついつい色々な動画を検索していくうちに車中泊に興味を持ちご夫婦のLINEにたどり着きました。今、ご自分の目標を設定して達成してこれからまた目標をセットしようと思っていた矢先の事でした。
質問ですがサロンに参加した方が新しい事や新しい気持ちになれるのでしょうか?
またYouTubeのことも理解していません。
お二人のことは応援をして行きたいと思っています。なぜなら様々な方が成功への手引きをしていますが現実離れしているけどお二人は我々に近い方と感じだからこそ興味を持ちコメントをしてみたいと気持ちになれました。
長々となりましたが、サロンの使い方次第とは思いますが新しい自分になれるのなら使ってみたいとは思いますのでご意見を頂戴したいと思います。