NISA制度には、「NISA」(通称一般NISA)と「つみたてNISA」の2種類があります。
しかし、投資初心者の方にとってはわからないことばかりですよね。
- NISAとつみたてNISAって何が違うの?
- どっちのNISAをやればいいの?
- NISAとつみたてNISA両方をやることはできないの?
そこで本記事では、投資初心者の方向けにNISAとつみたてNISAの違いを紹介しました。
この記事を書いた人
この記事を書いている僕は、資産運用歴は6年以上です。はじめの頃の失敗談を元に、初心者に優しい後悔しない資産運用術と知ってお得なお金の知識をお伝えします。
これからNISA制度を使って投資を始めたい方は、ぜひご覧ください!
- NISAとつみたてNISAの違いがわかる!
- 自分がどちらのNISAをやるべきなのかわかる!
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NISAとはどんな制度?
NISA(通称:一般NISA)とは、投資で得た利益が非課税になる制度のこと。
正式には「少額投資非課税制度」と言います。
通常、投資で得た利益には20%の課税がされますが、NISAを使って購入した投資商品に関しては課税が行われません。
例)投資で100万円の利益が出たときに、通常であれば約20万円が税金として引かれますが、NISAで購入していた場合にはそのまま100万円を手元に残すことができます。
20%の違いはかなり大きいです!
ただし、投資できる金額や年数には制限があります。
- 運用期間:5年間
- 上限金額:年間120万円
5年間で最大の上限額は、600万円。
名前のとおり「少額投資」を想定しています。
この金額以上を運用したい場合には、通常の課税口座を利用してください。
つみたてNISAとはどんな制度?
つみたてNISAとは、少額で長期間の積み立て分散投資することを想定した非課税制度です。
一般NISAと同じように、20%が非課税となります。
つみたてNISAは名前のとおり、少額を積み立てるのが前提です。
投資できる期間や金額は、以下のとおりです。
- 運用期間:20年間
- 上限金額:年間40万円
コツコツ積み立てたい方に向いています!
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今すぐ始めるべき理由やつみたてNISAのうまい活用方法をコチラの記事で紹介しています。
一般NISAとつみたてNISAの違い
一般NISAとつみたてNISAは、どちらか1つしか使うことができません。
自分に合った制度を選ぶためにも、表を使って比較してみましょう。
制度名 | 一般NISA | つみたてNISA |
---|---|---|
非課税期間 | 5年間 | 20年間 |
年間上限額 | 120万円 | 40万円 |
累計上限額 | 600万円 | 800万円 |
投資対象商品 | 投資信託、国内外の株式 | 金融庁が認めた投資信託 |
運用方法 | 一括購入、積み立て | 積み立てのみ |
次の章で具体的な違いを解説します!
投資できる期間が違う
一般NISAとつみたてNISAは、投資できる期間が異なります。
- 一般NISA:5年間
- つみたてNISA:20年間
一般NISAは短期集中型、つみたてNISAはコツコツ継続型です。
年間に投資できる上限金額が違う
表で示したように、一般NISAとつみたてNISAでは年間上限額が異なります。
- 一般NISA:120万円
- つみたてNISA:40万円
1年間に投資できる金額は、一般NISAの方が3倍も大きくなりますが、累計の上限金額はつみたてNISAの方が大きくなります。
- 一般NISA:120万円×5年間=最大600万円
- つみたてNISA:40万円×20年間=最大800万円
最終的には、つみたてNISAの方が200万円も多く運用できます。
対象商品の幅が違う
一般NISAとつみたてNISAでは、対象商品の幅が異なります。
- 一般NISA:投資信託・ETF・国内株式・外国株式・不動産投資信託
- つみたてNISA:金融庁が認めた投資信託・ETFのみ
一般NISAの方が圧倒的に幅が広がります!
選べる種類が多くて便利そうな一般NISAですが、「投資初心者にとっては銘柄を見極めるのが難しい」とも言えるでしょう。
つみたてNISAは金融庁が認めた商品しかないため、安心感があります。
投資方法が違う
一般NISAとつみたてNISAでは、投資方法にも違いがあります。
- 一般NISA:一括購入もしくは積み立て
- つみたてNISA:積み立てのみ
つみたてNISAが積み立てでの購入しかできないのに対し、一般NISAは一括購入も可能です。
つみたてNISAの場合、毎日もしくは毎月定期的に同じ金額を積み立てて購入します。
【番外編】 iDecoとつみたてNISAの違いは?
よくNISAと比較されているiDeCo。
iDeCoは、毎月掛金を支払い将来の年金を運用する制度です。
番外編として、iDeCoとつみたてNISAの違いを紹介します!
以下の表では、iDeCoとつみたてNISAの違いを比較しました。
比較項目 | つみたてNISA | iDeCo |
---|---|---|
最低運用金額 | 100円 | 毎月5,000円 |
年間購入額の上限 | 40万円 | 14万4,000円〜81万6,000円 |
最大運用可能額 | 800万円 | 上限なし |
運用期間 | 20年間 | 60歳まで |
iDeCoはあくまでも年金制度の1つなので、60歳になるまではお金を引き出すことができません。
また、職業によって購入できる金額が異なることも特徴です。
つみたてNISAはiDeCoに比べて制約が少なく、いつでも積み立てたお金を引き出せます!
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こんな人には一般NISAがおすすめ!
一般NISAとつみたてNISAの違いを紹介しましたが、「自分はどちらにすべきなのか…」と悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、それぞれの制度におすすめなのはどんな方なのか紹介します。
こんな方には一般NISAがおすすめです。
- まとまった資産がある人
- 投資信託ではなく、個別の株式を購入したい人
- 外国の株式を購入したい人
個別銘柄や外国株式は、つみたてNISAで購入することはできません。
また、一括購入で大きな金額を運用したい方は、一般NISAがおすすめです。
こんな人にはつみたてNISAがおすすめ!
こんな方には、つみたてNISAがおすすめです。
- 予算が少なめな人
- 投資初心者の人
- ほったらかし投資をしたい人
つみたてNISAは銘柄があらかじめ限定されているため、投資の知識がない方でも銘柄を選ぶのが簡単。
また、設定完了後は自動的に積み立てが行われるため、自分で購入する手間がなく、購入するタイミングを考える必要もありません。
ほとんどほったらかしで資産運用ができるので、時間や労力コストもかからないでしょう。
投資デビューにおすすめしたいのがつみたてNISAです!
こちらの記事で、実際の手続き画面のスクショ付きでつみたてNISAの始め方を解説しています。
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【まとめ】投資初心者には「つみたてNISA」がおすすめ!
本記事では、一般NISAとつみたてNISAの違いを解説しました。
人によってどちらが合うのかは違うので、見極めて使いましょう。
- 運用期間が違う
- 購入できる上限金額が違う
- 対象商品の幅が違う
- 主な投資方法が違う
投資初心者には、ほったらかし運用ができるつみたてNISAがおすすめです!
正直、今すぐ始めておかないともったいないのがつみたてNISA。儲けるためというよりかは損しないために早めに始めておきましょう。
コチラの記事を読みながら勧めていけば、誰でもかんたんにつみたてNISAが始められるように解説しています。
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▼つみたてNISAの詳細は、こちらの記事で解説しています。
NISAを始めるなら証券口座の開設が必須です。結論、初心者の人にオススメなのは楽天証券です。まだ口座開設していない人は今すぐしておきましょう。
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