「資産運用始めてみたいけど、やり方がわからない。」
「 長期積み立て投資のメリットやデメリットを知りたい。」
「資産運用で利益を出す方法が知りたい。」
資産運用について発信していると、「興味があるけど、投資の方法がよく分からないから始められない…」などのお声をよくいただきます。
この記事を書いた人
この記事を書いている僕は、資産運用歴は6年以上です。はじめの頃の失敗談を元に、初心者に優しい後悔しない資産運用術と知ってお得なお金の知識をお伝えします。
また、「貯金はしているけど、お金の知識が身についていないから資産運用をためらっている…」なんてお悩みの方もいるかもしれません。
本記事では、実際の経験をもとに、資産運用を語る上では絶対に外せない、初心者必見の投資方法を解説しています。
まずは投資の仕組みを解説します!
この記事を最後まで読んで、資産運用や長期積立投資の知識を深めていきましょう。
初心者におすすめの投資方法
資産運用で投資と一言でいっても、世の中には色んな手法があります。
なかでも、不動産投資、仮想通貨、個別株の購入をよく聞く方も多いのではないでしょうか。
もしかするとFXやトレーダーを想像する方もいらっしゃるかもしれません。
プロのトレーダーは過去のデータを参考にして、毎日パソコンに張り付いて相場の値動きを読み、取引をおこなって利益を出しています。
彼らが利益を出すことができるのは、長年の経験や相場の知識があるからです。
しかし、投資未経験者には、リスクが高いためおすすめできません。
数ある手法のなかでも、初心者におすすめの投資方法が、「長期積立投資のインデックスファンド」です。
長期積立投資とは?
インデックスファンドとは?
インデックスファンドは「インデックス型投資信託」や「パッシブファンド」とも呼ばれているよ!
長期積立投資のインデックスファンドをおすすめする理由として、自分の決めたタイミングで定期的に投資信託を購入、つまり「時間の分散」ができるからです。
詳しい特徴やメリット・デメリットは後ほど詳しく解説しますね!
いつ積立投資を始めるべき?
投資方法と同様に、資産運用の初心者の方によく聞かれる質問があります。
いつ投資を始めるとお得なんですか?
株が安くなったときに始めるべきですか?
僕も資産運用を始めた頃に同じような悩みをもっていました。
結論、投資を始める適切なタイミングは常に「今」!
なぜなら未来のことがわかる人がこの世に誰もいないから。
将来の経済や株価がどうなるか予測はされていますが、あくまでも「予測」であり、誰も予想がつきません。
まさかコロナウイルスの影響で世界が変わるなんて、数年前は想像もつかなかったですよね…。
未来が予測できない以上、いつ買えばいいなんて正解はありません。
過去を振り返れば、このタイミングのほうがよかったなと思えるかもしれませんが、誰も過去には戻ることもできません。
このように始めるタイミングを探す方法がないため、資産運用は今から始めることがベストなんです!
資産運用を始めるタイミングがわかったところで、初心者の方に長期積立投資をおすすめする根拠となる理由をお伝えします。
前述したように長期積立投資は、「時間の分散」ができることがポイントであり、大きな特徴とも言えます。
時間の分散を語る上で欠かせない「分散投資」の手法を、次章で詳細を解説していきますね。
分散投資とは?
「分散投資」は、なるべく投資の失敗する確率を減らす方法として知られています。
分散投資とは?
なんで分散投資をすると失敗する確率が減るの?
欧米で古くから伝わる資産運用の格言を考えてみるとわかりやすいよ!
分散投資をすべき理由
分散投資を言い表す欧米の格言として、「Don’t put all your eggs in one basket(すべての卵を1つのカゴに盛るな)」があります。
例えばスーパーで12個入りの卵を購入して、1つのカゴに入れたとします。
そのカゴを持ちながら転んでしまうと、すべての卵が割れてしまいますよね。
もし夫婦で買い物に行って、2つのカゴに6つずつ卵を入れた場合はどうでしょうか?
仮に旦那さんが転んでも、半分の6つは割れずに済みますよね。
この卵をもっとたくさんのカゴに分けると、卵が割れるリスクがより減っていくと考えることができます。
卵を投資に置き換えると、分散投資をすれば失敗の確率が減らすことができるんということだね!
分散投資は投資の上級者の方も使っている基本の手法なので、覚えておきましょう!
分散投資の4つのポイント
分散投資には大きく分けて4つの分散する項目があります。
- 投資の対象
- 国や地域
- 時間
- 証券会社
① 投資の対象の分散
投資の対象とは、「何を買うか」です。
例えば、株・不動産・金・債券・現金預金が挙げられます。
② 国や地域の分散
国や地域は、投資の対象が存在している国や地域、為替変動を分散する方法。
株式投資で例えると、日本株、米国株、ヨーロッパ株、全世界株などがあります。
③ 時間の分散
時間の分散は、言い換えると購入するタイミングです。
元手が100万円手元にあった場合、一括購入で今日100万円分買ってしまうのか、それとも10年間に分けて月々分割して支払って分散していくかを自分で決めます。
時間の分散は、長期積立投資に欠かせない、とても重要なポイントです!
④ 証券会社の分散
株式投資などの投資信託を購入する場合には、証券会社の口座開設が必須。
もしもの時に備えて(証券会社の倒産やシステムエラーなど)、無料で開設できる複数の証券会社の口座開設をしてリスクを減らしましょう。
銀行口座を複数持っている方もいらっしゃると思いますが、同じように証券会社の口座も2〜3つ作っておきましょう!
4つの分散のポイントで、初心者にとって「資産の対象の分散」と「国や地域の分散」はハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし「時間」と「証券会社」の分散は初心者の方でも今すぐ始めることができるため、この2つのポイントを押さえておきましょう!
分散投資の重要性を理解していただいたところ、次章で積立投資のメリット・デメリットをご紹介します!
長期積立投資のメリット
初心者の方に長期積立投資をおすすめするメリットは以下の3つです。
- 購入するタイミングを迷わなくて済む
- ドルコスト平均法で市場の平均値が取れる
- 経済が発展していくと資産が増える
購入するタイミングを迷わなくて済む
長期積立投資は、長期にわたって金融資産を自分の決めたタイミングと金額で定期的に購入して資産形成する投資方法です。
現金も含めて、すべての資産の価値は常に上下しています。
値動きの予測は、長年相場を読んでいるプロではない限りかなり難しく、初心者がタイミングよく購入するのは、ほぼ不可能でしょう。
しかし長期積立投資は、価格変動の上がり下がりに囚われず投資信託の商品を購入するため、迷わずに投資できます。
値動きの変動に一喜一憂せずにコツコツと継続して投資できますね!
ドルコスト平均法で市場の平均値が取れる
長期積立投資で使われている「ドルコスト平均法」という手法があります。
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法で商品を購入すれば、株価が下がっているときは多く、株価が上がっているときは少なく購入できるので、価格変動に対するリスクの低減ができます。
つまり、一定額を購入するため、株価が高いときは購入する株数が減り、株価が下がっているときは購入する株数は増えるということ。
これを繰り返すことによって、結果的に長期的にみると1株あたりの購入平均単価が一定にならされます。
つまり長期間の市場の平均値をとることができているため、相場の予測ができなくても利益を上げることができるという仕組み。
そもそも、なんで平均値を取ると利益が出るの?
世界の経済成長と密接に関わっているからだよ!
経済が発展していくと資産が増える
世界経済は人口の増加ともに右肩上がりに成長するといわれています。
世界の株式市場の約半分を占めるアメリカの過去30年間のデータを見ると、多少の価格変動がありつつも高値を更新し続けています。
アメリカは移民政策をおこなっているので、今後も人口が増えていくと予想されていますね。
株式市場は世界経済と密接に関わるため、経済が成長すれば、株価も上がっていくと予想されています。
そのため長期積立投資で、時間の分散をしながら30年間購入していけば、株価が上がっていくため、高確率で利益を得ることができます。
また「複利の力」も利益を伸ばす要因になるよ!
複利の力とは?
例えば元本100万円を年利5%で5年間で運用した場合、元本100万円のみで運用する「単利」と利益を上乗せしていく「複利」で比較すると以下の計算式となります。
運用年数 | 単利で運用 | 複利で運用 |
---|---|---|
1年目 | ¥1,050,000 | ¥1,050,000 |
2年目 | ¥1,100,000 | ¥1,102,500 |
3年目 | ¥1,150,000 | ¥1,157,625 |
4年目 | ¥1,200,000 | ¥1,215,506 |
5年目 | ¥1,250,000 | ¥1,276,282 |
5年間で¥26,282も得してる!
運用期間が長くなれば長くなるほど利益の差がもっと大きくなるよ!
非課税制度を受けられるつみたてNISAなどを利用して賢く運用していきましょう!
長期積立投資のデメリット
長期積立投資をするにあたってメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
きちんとデメリットも把握したうえで、資産運用を始めるようにしましょう。
長期積立投資のデメリットは以下の2点です。
- 時間がかかるためリターンが少ない
- 将来のリターンが投資商品の良し悪しに大きく左右されてしまう
時間がかかるためリターンが少ない
長期積立投資のデメリットの1つとして、時間がかかるためリターンが少なくなることが挙げられます。
例えば元本100万円を10年かけて運用する場合で考えてみましょう。
1年間で10万円ずつ株に投資して残りの90万円を現金として保管すると、利子の低い現金はほとんど増えないため、その分リターンも少なくなってしまいます。
もしまとまった余剰資金を投資するなら、時間を分散する期間を短くして(例:100万円を1年間=12ヶ月で分散投資)、10年間運用する方法も1つの手になります。
一方、月々の余剰資金があまり大きい金額でなければ、10年間かけてコツコツ積立投資するほうが有効となるでしょう。
自分の資金に見合った運用をしましょう!
将来のリターンが投資商品の良し悪しに大きく左右されてしまう
長期積立投資のメリットを享受するためには、投資する「商品の良し悪し」によって大きく変わります。
例えば、現在の日本の不動産投資で考えてみましょう!
現在の日本は人口の減少も懸念されているため、エリアによっては今後30年間で不動産の土地の価格が上がると期待するのは難しいでしょう。
また株の場合も同様です。
日本の人口減少によって、日本の経済が停滞・衰退してしまうと日本の株価も上がりにくいため、日本株を買うのではなく米国株や全世界株の購入する動きがあります。
他にも世の中には、ぼったくり商品もあるから気をつけたいですね…。
いやいやぼったくり商品なんかに長期積立投資しませんよ〜!
もしかすると投資と気づいていないだけで、積み立てている商品があるかもしれません…。
例えば手数料の高い生命保険や銀行の窓口の外貨預金など損する場合が多いので気をつけましょう!
手数料の高い投資商品は損をする可能性が高いので注意!
長期積立投資を始めるための簡単2ステップ
長期積立投資の基礎知識やメリット・デメリットを理解できたら、実際に資産運用するためにすべきことを把握しておきましょう。
本章では、実際に資産運用を始めるための簡単2ステップを解説します。
- 証券会社の口座開設
- 投資信託の購入
実際に僕たちが利用しているおすすめの証券会社をご紹介します!
① 証券会社の口座開設
資産運用を始めるために、まずは証券会社の口座を開設しましょう。
証券会社によって手数料の値段が異なるため、手数料が安い証券会社を選ぶ必要があります。
店舗を持つような銀行系の証券会社は手数料が高いので、開設するならネット証券がおすすめです!
無料で口座開設できる下記の3つの証券会社を押さえておけばバッチリです!
おすすめ証券口座3つを徹底比較した記事を参考にしてみてください♪
楽天証券
楽天ポイントでお得に投資ができる
楽天証券を使用する際の注意点や、損しない活用方法が気になる方はこちらの記事をよんでみてくださいね。
SBI証券
ネット証券人気No.1
SBI証券を使用する際の注意点や、メリット・デメリットが気になる方はこちらの記事をよんでみてくださいね。
② 投資信託の購入
口座が開設できたら、実際に商品の購入をしていきましょう。
初心者の方には、小額から投資できるインデックス投資信託がおすすめです。
100円から始められますよ!
絶対にこれ!と保証できる商品はありませんが、下記のYouTubeで紹介している内容が参考になります!
長期積立投資を“今”始めよう!
資産運用歴6年で総資産1000万円を達成した僕が、資産運用初心者におすすめする長期積立投資のメリットやデメリットを詳しく解説しましたが、理解は深められましたでしょうか。
最後に本記事の内容をおさらいしていきましょう。
- 「分散投資」で失敗する確率を減らすことができる
- 長期積立投資は「時間の分散」ができる
- 初心者が始めやすいのは「インデックスファンド」
- 長期積立投資を始めるタイミングは「今」
資産運用を始めるか迷っている方は、まずは知識を蓄えて疑問を解消してから行動していきましょう。
資産運用を始めるタイミングはいつでも「今」がベストです。
初心者がまっさきにやるべき長期積立投資はつみたてNISAです。
つみたてNISAの始め方を詳しく知りたい方は、以下の記事で画像付きで手順を解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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